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糖尿病は治りますか?
糖尿病は西洋薬でしかだめと思っている人が多いのですが、実は中医学漢方で煎じ薬で治療すると、倦怠感や糖尿が減り体調もよくなり、だんだん血糖が下がり血糖降下剤やインスリン量が減り、不要になっていきます。ただし適切な食養生をある程度守っていただければ、大体6~8ヶ月以内に正常な体に変わっていきます。
癌にはどのようなアプローチをしますか?
いろいろな地域の先生方の紹介や口コミで来られたりする人が多くなりました。中には末期でも最後まで痛まず、外食に行けたり、むくみが取れたり、だるさがなく快適に過ごせて喜ばれています。 もちろん、煎じ薬で長期間安定している人もいらっしゃれば、まったく転移していて半年と言われた人がエキス剤治療で、5年経っても検査で癌が引っかからずという例も最近でも1人あります。
中医学では皮膚の病気にどのようなアプローチをしますか?
かゆくて困っている、手や顔などに皮疹が出て憂鬱である、夜痒くて寝られないなどさまざまな悩みを抱えて来院される人が増えています。
中には瘙痒症・アトピー・乾癬・汗疹・原因不明の難治性皮膚病などいろいろですが、はじめのうちは、少し痒みは残りますが、少しずつよくなっていきます。
長くかかって作った病気は、まず痒みや赤味などを治し、次に再発をしないよう少しずつ原因を治してゆくことが多いので、時間がかかることになりますが、かなり効果のよい中成薬を早めに取り入れることで大分楽になっています。また、漢方薬をその人の体質にあわせて処方しても、体内にはまだ未知の体質が隠れていて個人差があるために、少しずつ処方の組み立てを変更することもあります。お互いにじっくりと取り組む覚悟で来てください。
中医学の治療は時間がかかるのでしょうか?
「中医学は治るのが遅い」そう思っている方が多いのではないでしょうか。
確かに、長い年月をかけて悪化した慢性の病気は、正しい治療をしても少しずつ改善していくことが多いです。
しかし、ある特定の原因で起きた病気の場合、その原因を治療すると、たとえ発症から長期間経っていても、驚くほど短期間で改善が始まることがあります。
当院では、まず詳しい問診と診察で、病気の原因や体の状態を見極めます。
そこから治療方針を組み立て、漢方薬を処方します。
次回の来院時に「どの程度効果があったのか」「問題点は何か」を見て、処方を変更するか継続するかを判断します。
この繰り返しで、体調も病気も少しずつ改善していきます。
例えば、潰瘍性大腸炎の全大腸型は改善が非常にゆっくりで、最初のうちは良くなっているのが実感できないことがあります。
でも、3~6ヶ月経つとはっきり変化がわかります。
患者様が「結果がすぐ見えないと不安」というお気持ちはよくわかりますが、ここが我慢のしどころです。
潰瘍性大腸炎の患者様で「調子がいいから」と食べ過ぎたり、以下の食品で悪化してしまう例も少なくありません。
悪化しやすい食べ物
チョコレート
アイスクリーム
スナック菓子
お好み焼き・たこ焼き
カレーライス
牛乳・乳製品
アルコール
皮膚のかゆみがある方は、台所・トイレ・ガラス用などの合成洗剤を使わないこと。
手袋をしていても、石油化学系洗剤は皮膚に浸透してしまい、炎症を悪化させます。
洗剤は普通の石鹸にしてください。
また、以下の食べ物も避けましょう。
チョコレート
香辛料(キムチ・七味唐辛子・カレーなど)
アルコール
スナック菓子
海老・カニ・エビ煎餅など
こうした食事制限と、漢方薬、保湿剤、抗ヒスタミンの塗り薬を併用すれば、ステロイドを使わなくても改善できます。