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漢方Q&A

<お悩みの症状についての症例やよくいただくご相談集です>

  • Q

    頭と顔に強い痛みがあります。

    症例:口臭と右側の頭部神経痛を伴う更年期障害

    54歳女性 160cm・56kg

    主訴

    半年前からの強い口臭と、右耳・歯・鼻・目にかけての神経痛。

    既往・生活背景

    • 90歳の舅と87歳の認知症の姑を同居で介護中。

    • 3年前から更年期症状があり、発作性の高血圧で通院中(改善なし)。

    • 介護のストレスでイライラ・怒りっぽさが増加。

    症状の経過

    • 半年前、姑を妹に1か月半預けて介護から解放されていたが、再び看るようになってから再び強いストレスを感じるように。

    • ある夜、突然右耳の奥に強い痛みが出現。その後、右下奥歯 → 右上奥歯 → 右鼻腔 → 右眼の奥と順に痛みが広がり、30分ほど持続。

    • 発作は繰り返し、口臭・口苦・便秘も伴っていた。

    随伴症状

    • 血圧は感情に左右される(怒ると150~170/90、落ち着くと110~140/80)。

    • 疲れやすい。寝つきは良いが夜中に数回目が覚める。

    • 右耳に耳閉感あり。

    • 食欲は正常、胃腸は強い。

    診察所見

    • 舌:紅・胖大、苔薄黄、舌下瘀あり

    • 脈:浮弦

    治療と経過

    疏肝清熱・熄風の方針で漢方治療を行った。

    • 数日で神経痛・口臭・口苦・便秘が消失。

    • その後は降圧剤も不要となり、体調が安定。

    • 約1年で治療を終了。

  • Q

    うつでパニックになります。

      【症例】躁うつ病(狂躁)で暴力・自傷衝動があった30歳女性

    患者情報
    30歳・女性/身長150cm・体重45kg
    初診:2007年1月16日(佐賀県より母親と来院)

    発症の経過と家族歴
    5年以上前より心身の疲労感が徐々に増し、精神面の不安定さが出現。父親がうつ病の後自殺したことがあり、以後精神的ストレスが強くなった。結婚後に拒食や過食を経験。ここ1か月ほど特に状態が悪化し、激しい焦燥・破壊行為(物を壊す、自傷)・大声で叫ぶ・窓を開けて「殺せ」と叫ぶなどの狂躁に近い症状が出現。精神科薬の副作用に悩み、薬のコントロールも難しい状態であった。

    主訴と現症

    • 生きているだけで焦る、不安・パニック

    • 感情のコントロール不能、暴れる・自傷行為あり

    • 音に過敏、時に現実感の喪失(自己の存在がわからない感覚)

    • 強い疲労、日中寝込むことがある

    • 冷え症、顔手足のむくみ、食欲低下

    • 便秘(7日以上)、尿の色が濃い、動悸、悪夢、睡眠断続

    • 舌淡紅、苔黄膩、舌下瘀血、脈浮緊

    初診時の状況と方針説明
    来院時は感情が高ぶり、とりとめなく話す場面と突然黙る場面が混在。まず本人の訴えを聞いた上で、母親を交え家庭での様子も確認。神経科薬の副作用や効果不充分のため漢方治療を希望され、エキス剤での試行を提案(効果不十分なら煎じ薬へ切り替え)。本人と家族の同意を得て治療を開始した。

    治療と経過

    • エキス剤開始→躁状態が強く、やや増強が必要と判断し煎じ薬へ移行。

    • 煎じ薬初服の夜、母親から「ぐっすり眠れた」と連絡あり。

    • 服薬1週間:叫ぶ・暴れる・自傷・喚くといった激烈な行動は出現せず、泣いたりけんかすることもなくなった。睡眠はまだ断続する日もあるが安定方向。便秘は継続。

    • 服薬2週間:精神状態はさらに落ち着き、自転車で外出できるようになる。以前の落ち着いた様子が戻りつつある。

    • 服薬3か月:便通改善、気力・日常生活の安定が著明に回復。段階的に調合を調整して服薬量を減らしながら経過観察。

    治療の結果と考察
    漢方治療により、激しい狂躁行為や自傷衝動が短期間で沈静化し、睡眠・情緒・社会機能(外出・日常行為)が回復しました。神経科薬の副作用で困っていたため、漢方で症状の基調を安定させることができた点が重要です。根がまじめで頑張り屋のため、安定後は仕事にも復帰しています。

  • Q

    拒食と嘔吐を繰り返しています。

       【症例】摂食障害(拒食と過食嘔吐を繰り返した28歳女性)

    患者情報

    • 年齢:28歳

    • 性別:女性

    • 身長:143cm

    • 体重:28kg

    発症の経過

    • 小学校5年生:食べることを拒否。しかし空腹感もなく元気に動けていた。

    • 中学1年生:突然、過食と嘔吐を繰り返すようになる。人の3倍食べ、吐いてはすぐに食べ始める状態。

    • 小児科・内科・神経科を受診するも改善せず、副作用に悩む。

    • 現在はコンビニ弁当やスナック菓子を大量に食べ、「おいしく食べる」より「食べ続ける行為」そのものにとらわれている

    主な症状

    • 初潮から無月経が続く

    • 皮膚は乾燥し痒みあり(温めると悪化・冷やすと軽快)

    • 爪は薄くもろい

    • 睡眠障害(夢が多く、寝つきが悪く、1時間半以上続けて眠れない)

    • イライラして怒りっぽい

    • 記憶が途切れることがある

    • 便秘症

    漢方治療と変化

    • 煎じ薬を2週間服用

      • 体力が回復

      • 食欲が落ち着き、1日の食事量が減少

      • 便通が1日3回の有形軟便に改善

      • イライラが減り、「一呼吸置ける」ようになった

      • 気分が落ち着き、テレビも集中して観られるように

      • 記憶がしっかり残るようになり、母親とともに驚いている

    患者さん本人も「続けて飲めば治る気がする」と希望を持って服薬を継続している。

  • Q

    糖尿病は治りますか?

    糖尿病は西洋薬でしかだめと思っている人が多いのですが、実は中医学漢方で煎じ薬で治療すると、倦怠感や糖尿が減り体調もよくなり、だんだん血糖が下がり血糖降下剤やインスリン量が減り、不要になっていきます。ただし適切な食養生をある程度守っていただければ、大体6~8ヶ月以内に正常な体に変わっていきます。

  • Q

    癌にはどのようなアプローチをしますか?

    いろいろな地域の先生方の紹介や口コミで来られたりする人が多くなりました。中には末期でも最後まで痛まず、外食に行けたり、むくみが取れたり、だるさがなく快適に過ごせて喜ばれています。 もちろん、煎じ薬で長期間安定している人もいらっしゃれば、まったく転移していて半年と言われた人がエキス剤治療で、5年経っても検査で癌が引っかからずという例も最近でも1人あります。

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●当院で使用している鍼は全て使い捨てにしております。
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